コラム 2025年6月19日
拱辰丹と瓊玉膏、どんな違いがある?
金孝燮
代表院長
どちらも補薬なのに何が違う?
拱辰丹と瓊玉膏はいずれも代表的な韓方補薬ですが、狙う体質と効能が異なります。「どちらを飲めばいいですか?」は韓医院で最もよく受ける質問の一つです。
拱辰丹:精気(精氣)を引き上げる処方
- 核心薬材:麝香(じゃこう)、鹿茸、当帰、山茱萸
- 主な効能:短期間で気力と集中力を引き上げることに特化
- 適した方:過労・時差疲労で急激に体力が落ちた方、受験生、大きな予定を控えた方
- 特徴:麝香の開竅(開竅)作用で頭を清明にし、循環を素早く促進
瓊玉膏:基礎体力を満たす処方
- 核心薬材:生地黄、人参、白茯苓、はちみつ
- 主な効能:肺・脾胃を補い、津液(津液)を満たして乾燥と虚弱を改善
- 適した方:慢性的に体力が弱い方、病気にかかりやすい方、肺・呼吸器が弱い方
- 特徴:長期服用で基礎体力を徐々に引き上げる処方
選択基準のまとめ
急いで体力を上げる必要があれば拱辰丹、こつこつと基礎体力を満たす必要があれば瓊玉膏が適しています。もちろん体質によっては両方を併用したり、まったく別の処方が合う場合もあるので、必ず脈診の上で決めるのが望ましいです。