コラム 2025年4月18日
関節丹の構成生薬と作用原理
金孝燮
代表院長
関節のためのオーダーメイド処方
関節丹は東医宝鑑の肝腎(肝腎)を補うことで筋骨(筋骨)を強化するという原理に基づく処方です。韓方では肝が筋(筋)を主り腎が骨(骨)を主るため、肝腎が弱いと関節が弱くなると考えます。
核となる生薬の分析
- 鹿茸(ろくじょう, 鹿茸):軟骨細胞(chondrocyte)保護、IGF-1促進で関節再生環境を整えます。関節丹で最も核心的な高価生薬です。
- 牛膝(ごしつ, 牛膝):「牛の膝」という名の通り膝・下肢関節に特化。関節の血流改善と炎症抑制。
- 杜仲(とちゅう, 杜仲):肝腎を補い筋骨を強化。腰痛と膝の衰弱に頻用される生薬です。
- 枸杞子(くこし, 枸杞子):肝腎の精(精)を補い、抗酸化作用で関節の老化を遅らせます。
- 当帰(とうき, 當歸):血の循環を促進し関節周辺の栄養供給を改善。
- 続断(ぞくだん, 續斷):筋肉・靭帯の強化に特化した生薬で関節の安定性を補助。
生薬の相乗効果
関節丹は単一生薬ではなく複合処方のため、各生薬が互いの効果を増強します。鹿茸が再生環境を作り、牛膝・杜仲が局所循環を改善し、当帰が全身血流を促進することで生薬成分が関節まで効果的に届きます。
体質に応じた加減
- 熱が多い体質:鹿茸の比重を調整し、知母(知母)など清熱生薬を加味。
- 湿(濕)が多い体質:薏苡仁、蒼朮など祛湿生薬を追加。
- 冷えが強い体質:附子、乾薑(乾薑)など温補生薬を強化。