コラム 2025年4月11日
ニキビ跡と色素沈着 — 炎症後の皮膚ケア
金孝燮
代表院長
ニキビは治ったのに痕が残ります
ニキビそのものよりも長く残るのが、炎症後色素沈着(PIH)と瘢痕(アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型)です。色素沈着は3〜6か月で自然に薄くなることもありますが、真皮まで損傷した瘢痕は自然回復が難しいものです。
韓方から見た瘢痕・色素:瘀血(オケツ、瘀血)
韓医学では炎症後の色素と瘢痕を皮膚に瘀血(オケツ、瘀血)が停滞したものと捉えます。瘀血が抜けないと色素が長く残り、皮膚再生が妨げられて瘢痕が固定化します。
- 活血祛瘀(カッケツキョオ、活血祛瘀):桃紅四物湯(トウコウシモツトウ、桃紅四物湯)で皮膚の血流を促進し瘀血を除去
- 美容鍼(ビヨウシン、美容鍼):微細な鍼で真皮を刺激しコラーゲン生成を促進 — 瘢痕部位に直接施術
- 薬鍼:紫河車(シカシャ、紫河車)薬鍼で成長因子を供給し皮膚再生を加速
色素沈着の管理
- 紫外線対策が最も重要 — SPF 50の日焼け止めは必須
- 韓方美白薬(加味逍遙散+活血薬)で内服を併行
- ビタミンCセラムなど抗酸化ケアと併せると効果的
瘢痕が深い場合
真皮に深く陥凹した瘢痕は、韓方の美容鍼と皮膚科のレーザー・マイクロニードリングを併行すると相乗効果が大きいです。韓方治療は皮膚再生の環境を整え、レーザーは物理的刺激でコラーゲンリモデリングを促進します。