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コラム 2025年12月31日

前立腺肥大症と排尿障害 — 韓方で尿の勢いを取り戻す

金孝燮
金孝燮
代表院長

前立腺肥大症の症状

50代以上の男性の半数以上が経験する前立腺肥大症(BPH)は、尿の勢いが弱くなり、排尿後も残尿感が残り、夜間に2~3回以上トイレに行く夜間頻尿が代表的な症状です。排尿開始までに時間がかかる(遷延性排尿)、尿が途切れて再び出る(断続性排尿)、排尿後に下着に尿が付着するなどの症状もよく見られます。生活の質を大きく低下させ、放置すると急性尿閉(尿が全く出ない緊急事態)に至ることがあります。

腎陽虚と膀胱の気化障害

韓医学では排尿は膀胱の気化作用によって行われ、この気化の原動力は腎陽から来ます。加齢とともに腎陽が次第に衰えると、膀胱が尿を押し出す力が不足し、前立腺周囲の血流が停滞して組織が肥大します。腎陽虚が前立腺肥大症の核心病理です。

八味地黄丸

八味地黄丸(金匱腎気丸)は腎陽を補う代表処方です。熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮で腎陰の基盤を作り、附子・肉桂で命門火を点火し膀胱の気化力を回復させます。

  • 夜間頻尿が主な場合:縮泉丸(烏薬・益智仁)を合方
  • 残尿感が強い場合:車前子・猪苓を加えて利水通淋
  • 尿の勢いが非常に弱い場合:黄耆・升麻を加えて益気升提

鍼治療 — 関元・中極

関元中極は下腹部に位置する経穴で、膀胱と前立腺に直接影響を与えます。関元は元気の関門として腎陽を高め、中極は膀胱の募穴として排尿機能を直接調節します。ここに三陰交・陰陵泉を加えると下焦の水湿代謝が円滑になります。2~3ヶ月間継続的な治療で夜間頻尿の回数と残尿感が改善します。

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金孝燮

金孝燮 代表院長

こんにちは。金脈韓医院代表院長の金孝燮(キム・ヒョソプ)です。表に現れた症状ではなく、その根本原因を見つけ出します。15年以上の診療経験と研究を通じて、患者様一人ひとりに最もお役に立てる治療を提供いたします。お悩みについてお気軽にお話しください。一緒に答えを見つけてまいります。

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